切れた黒蝶真珠ネックレスを、葡萄モチーフのブローチ兼ペンダントへリフォーム
このジュエリーの特徴
- 切れてしまった黒蝶真珠ネックレスのバラ珠を活かしたリフォーム
- お客様のご希望から生まれた葡萄モチーフのデザイン
- ブローチとしてもペンダントとしても使える2WAY仕様
- 葉や蔓のディテールまで作り込んだ、実りを感じさせる立体構成
切れたまま、しまわれていた黒蝶真珠
長くお持ちだった黒蝶真珠のネックレスが切れてしまい、糸を通し直すかどうか迷ったまま、バラ珠の状態で保管されていたとのこと。深い緑がかった黒の輝きは健在で、このまま眠らせておくにはもったいない佇まいでした。
「ただネックレスに戻すのではなく、別の姿で生まれ変わらせたい」「できればブローチとしても、ペンダントとしても使えたら」というご相談から、リフォームのお話がはじまりました。
お客様のご希望から生まれた、葡萄のモチーフ
デザインのご希望は、お客様自ら思い描かれていた葡萄モチーフ。たわわに実った葡萄の房に黒蝶真珠を見立てるイメージで、デザインを進めました。
粒の大きさや形のばらつきも、葡萄の自然な実りを表現するうえでむしろ味方になります。ぷっくりと丸い粒、わずかに楕円を帯びた粒、先端のドロップ形の一粒まで、それぞれが房の中で表情を持ち、全体としてリズムのある立体感を生み出しています。葉にはマット仕上げで葉脈の彫刻を施し、蔓はくるんと愛らしく巻いた形に。実だけでなく、葉と蔓の質感まで作り込むことで、植物としての豊かさを感じさせる仕上がりにしました。
ブローチとしてもペンダントとしても
裏側にはピンを備えた構造とし、ブローチとして胸元やジャケットの襟元に。そして上部のバチカンにチェーンを通せばペンダントにもなる、2WAY仕様に仕立てました。
普段はネックレスとして気軽に、装いを整えたい場面ではブローチとして表情を変えて。ひとつのジュエリーで二通りの楽しみ方ができるので、出番の幅が大きく広がります。
バラになった真珠こそ、リフォームのチャンスかもしれません
「ネックレスの糸が切れたまま」「真珠は持っているけれど使う機会がない」というお声は実は多くいただきます。バラ珠の状態は一見すると困りごとに思えますが、リフォームの観点ではむしろ自由度が高い素材。ネックレスに戻すだけでなく、ブローチやペンダント、リング、ピアスなど、ご自身のライフスタイルに合った形へ作り替えていけます。
モチーフの相談から、二刀流の構造設計まで、お気持ちをカタチにできるのがオーダーメイドリフォームの楽しさです。