ジュエリー用語集
エメラルドカット / emerald cut
エメラルドカット(emerald cut)とは、長方形の輪郭を持ち四隅を斜めに落とした(オクタゴン形)ステップカットの一種です。元々はエメラルドの加工に多く用いられていたことからこの名前がついており、現在はダイヤモンドを含むさまざまな宝石に採用されています。
エメラルドカットの特徴
- ファセット数:57〜58面(長方形のテーブル面、水平に走る階段状のファセット列)
- 形状:長方形(縦横比は 1.30〜1.50:1 が標準的)
- カット系統:ステップカット
- コーナー:四隅が斜めにカットされたオクタゴン形
ブリリアントカット系のように光を細かく分散させるのではなく、大きな平行ファセットが光を直線的に反射する「ホールオブミラー(鏡の間)」効果が特徴です。深みのある輝きとクラシックなエレガンスを好む方に選ばれます。
クラリティの透明度に注意
ステップカットは内部のインクルージョンが肉眼で見えやすいため、高いクラリティグレードのダイヤモンドを選ぶことが推奨されます。VS以上(VS1・VS2・VVS)のグレードが一般的に好まれます。
カラーグレードとの関係
大きなテーブル面を持つエメラルドカットは、ダイヤモンドのボディカラーが見えやすい構造です。カラーグレードはH以上(D〜H)を選ぶと、無色〜ほぼ無色の美しい外観が保たれます。
セッティングとデザイン
エメラルドカットは爪留めや覆輪留めと相性が良く、シンプルなソリテールスタイルでその美しさが最大限に引き立ちます。長い輪郭が指を細長く見せる効果もあるとされ、エンゲージリングとして根強い人気があります。
同じステップカット系のプリンセスカットとは異なり、エメラルドカットは直線的で建築的な美しさが魅力です。


