母の形見のジュエリーをリメイク
お母様の形見の大切なジュエリーを同じデザインで
リングにリメイクして、お嫁さん3人で分けたい。。
との、お問い合わせを千葉県の長男のお嫁様から頂きました。
大切な形見のジュエリーのお写真をメールで添付して頂きました。
下のお写真でK18のネックレスが2本と指輪が４本あります。
2本のデザインのネックレス。
指輪が４本のうち、3本に石が付いています。
左から）ルビーのような色の丸い石（ラウンド）と小さなダイヤが2個
中央）ペリドットのような黄緑色の楕円形（オーバル）
右）ペリドットのような黄緑色の丸い石（ラウンド）
と、お写真ではそのように見えます。
ご希望は、この3つの石をネックレスやリングの地金を使用して
3本のリングにして3人で分けたい。との想いです。
出来るだけ、ご希望に添ったデザインのご提案をさせていただきたいと
思いますので、ここから、画像をご覧頂きながらご提案をさせていただきます。
【 お客様のリングを使用してお作りするデザインラフ画 】
お客様のリングを使用してお作りする場合のデザインの参考画像
（手作りデザインー１）
平らなリング形状に石を埋め込んで留めるデザインになります。
このリング形状は、全周を同じ幅と厚みでお作りしました。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては、リングの厚みや幅を出してお作りしてゆくことになります。
（手作りデザインー２）
角を丸くした平らなリング形状に石を埋め込んで
フラットに留めるデザインです。
石をお留めしてある上部はリングの厚みを出して
下（手のひら側）部分の方へ徐々に薄くしています。
＊石の厚みの分だけ、リングの厚みは必要になります。
＊お持ちの石の厚みによっては、リングの厚みを出す事が必要ですが
リング全体の厚みを出す場合と石をお留めする部分だけを厚くする事も出来ます。
また、リングの幅も石の大きさに合わせて、全周を5㎜と4㎜くらいでお作りする場合と
石が留まっている上部だけ幅を出して、手のひら側は細くする事も出来ます。
＊全周の幅を同じにしたり、厚みを出す場合は地金の使用量も増えます。
ここから下の参考画像は、セミオーダーで
☆既製のリング枠にお留めする参考デザインになります。
（参考画像ー１）
甲丸リング形状に石を挟んでお留めするデザインになります。
このリング形状は、石の部分の幅と厚みを出してお作りしました。
石をお留めしてある上部はリングの厚みを出して
下（手のひら側）部分の方へ徐々に薄くしています。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては
リングの厚みや幅を出してお作りしてゆきます。
（参考画像ー２）
平打ちリング形状に石を挟んでお留めするデザインになります。
このリング形状は、石の部分の幅と厚みを出してお作りしました。
石をお留めしてある上部はリングの厚みを出して
下（手のひら側）部分へ徐々に薄くしています。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては
リングの厚みや幅を出してお作りしてゆきます。
（参考画像ー３）
甲丸リング形状に石枠部分を一段上げてお留めするデザインになります。
このリング形状は、石の枠部分の厚みを出してお作りしました。
石をお留めしてある上部はリングの厚みと幅を出して
下（手のひら側）部分の方へ徐々に細く、薄くしています。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては
リングの厚みや幅を出してお作りしてゆきます。
（参考画像ー４）
甲丸リング形状に石枠部分を一段上げてお留めするデザインになります。
このリング形状は、石の枠部分の厚みを出してお作りしました。
石をお留めしてある上部はリングの厚みと幅を出して
下（手のひら側）部分の方へ徐々に細く、薄くしています。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては
リングの厚みや幅を出してお作りしてゆきます。
（参考画像ー５）
甲丸リング形状に石を留める部分を一段上げて
両サイドの爪でお留めするデザインになります。
このリング形状は、石の枠部分の厚みを出してお作りしました。
石をお留めしてある上部はリングの厚みと幅を出して
下（手のひら側）部分の方へ徐々に細く、薄くしています。
＊お客様のお持ちの石の形状によっては
リングの厚みや幅を出してお作りしてゆきます。
（参考画像ー６）
4本の爪で石をお留めするデザインです。
お客様が添付して下さったお写真の右側のリングと
デザインは似ていますが、爪は6本になっています。
右側のリングのラウンド石は少し大きいので6本爪をお薦め致します。
中央のオーバルの石の場合は、お写真と同じ4本爪でお留めします。
左側の赤い石のラウンドの場合もお写真と同じ４本爪でよいと思います。
石の大きさや枠のデザインによって爪の本数も異なります。
（参考画像ー８）
甲丸リング形状に石を留める部分を一段上げて
プラチナ枠でお留めするデザインになります。
このリング形状は、リング（輪の部分）の幅を細くお作りするデザイン。
＊お客様のお持ちの石の形状（リングの厚み等）で幅を出してお作りしてゆきます。
既製のリング枠にお留めする場合も実際のリングについている石を見せて頂いてからご相談をさせていただきたいと思います。
大切な形見のジュエリーをカタチを変えて
3人のお嫁様に受け継がれてゆく事は素敵ですね！！
ずっとの想いを込めてお作り頂けたらと思います。
ジュエリーコーディネーター、日本真珠振興会シニアアドバイザー
リモデル・カウンセラー
結婚を期に(ジュエリー職人の妻となり)、当工房の手伝いを始めました。
店舗では、お客様お一人お一人との会話の中でジュエリーに託す色々な想いやデザインを“カタチ“にしていくお手伝いをしております。
7000組以上のお客様のジュエリー創りをお手伝い致しました。
