ジュエリー用語集
ロジウムめっき / rhodium plating
ロジウムめっきとは、ジュエリーの表面にロジウム(Rhodium, 元素記号Rh)を薄くコーティングする表面処理のことです。ホワイトゴールドの変色防止と輝きの強化を目的として施されることが多く、シルバー925のジュエリーにも使われます。
ロジウムとは
ロジウムは白金族元素のひとつで、プラチナと同じグループに属する金属です。銀白色の外観を持ち、非常に高い硬度・耐食性・反射率を持つことが特徴です。産出量が極めて少ない希少金属であり、主にプラチナの精錬過程で得られます。
ロジウムめっきが施される理由
ホワイトゴールドの変色防止
ホワイトゴールドはパラジウムや銀を配合した金合金ですが、地金そのものはわずかに黄みがかった色をしています。ロジウムめっきを施すことで白い輝きが加わり、プラチナに近い外観になります。また、ロジウムの高い耐食性により、汗や酸化による変色を防ぐ効果もあります。
シルバーの変色防止
シルバー925は硫化によって黒ずみやすい素材です。ロジウムめっきを施すことで、表面が空気中の硫黄分から保護され、変色が抑えられます。
ロジウムめっきの特性
メリット
- 白く明るい輝きが得られる
- 変色・腐食に対する耐性が高い
- 硬度が高いため、表面のキズがつきにくい
- アレルギーを引き起こしにくい素材のひとつとされている
注意点・デメリット
- めっきの膜厚は非常に薄いため(通常0.1〜0.5マイクロメートル程度)、使用を続けると摩耗してはがれることがある
- めっきがはがれると下地の金属色(ホワイトゴールドの場合、やや黄みがかった白)が透けて見えることがある
- はがれが生じた場合は、専門店で再めっきが可能。費用は工房によって異なる
再めっきの目安
使用頻度や着用環境にもよりますが、一般的に数年に1度のペースで再めっきを行うことが推奨されます。日常的に使うマリッジリングでは、5年前後で輝きの変化を感じる方も多く、定期的なメンテナンスとあわせて再めっきを検討するとよいでしょう。
プラチナとホワイトゴールドの見分け方
ロジウムめっきを施したホワイトゴールドは、外観上はPt950などのプラチナとほぼ区別がつきません。刻印(K18またはPt950など)で素材を確認することが確実な方法です。


