ジュエリー用語集
K10(10金)/ 10K gold
K10(10金)とは、金の含有率が41.7%(24分の10)の金合金です。残りの58.3%は銀・銅・亜鉛などの割り金で構成されます。K18やK14と比べて金の含有率が低く、素材コストが抑えられるため、手頃な価格帯のジュエリーに多く使われています。
K10の表記と刻印
「K10」または「10K」と表記されます。国際的な千分率では「417」と表され、海外製品には「417」の刻印が入っていることがあります。日本では「K10」の表記が使われ、北米では「10K」が一般的です。
なお、日本の貴金属品位制度(JIS)では、K10は貴金属として定義された品位のひとつです。
K10の特性
価格
金の含有率がK18の約半分以下であるため、素材コストが大幅に低くなります。同じデザインでもK18より手頃な価格で製造できることが多く、ファッションジュエリーや日常使いのアクセサリーに広く用いられています。
硬さと耐久性
割り金の比率が高いため、K18より硬い傾向があります。キズはつきにくい一方、金の含有率が低いほど素材全体の性質は割り金に近づくため、使用する割り金によって硬さや色味が異なります。
変色のリスク
金の含有率が低いほど、割り金に含まれる銅や銀の影響で変色しやすくなる傾向があります。K10のジュエリーは長期使用や汗・薬品への接触で変色が生じる場合があり、K18やプラチナよりもこまめなお手入れが推奨されます。
K10と金属アレルギー
K10は割り金の比率が高いため、割り金に含まれる金属(ニッケル・銅など)への金属アレルギーが心配な方は、成分を確認することが重要です。
他の品位との比較
| 品位 | 金の含有率 | 特徴 |
|---|---|---|
| K18(18金) | 75% | 日本のジュエリー主流。美しさと強度のバランス |
| K14(14金) | 58.5% | 欧米で標準的。K18より硬い |
| K10(10金) | 41.7% | 手頃な価格帯。変色に注意 |
ブライダルジュエリーへの使用
エンゲージリングやマリッジリングの素材としてK10が選ばれることはあまり多くありませんが、予算を抑えたい場合や、カジュアルなデザインのペアリングとして選ぶ方もいます。長く身につけるブライダルリングとしては、変色リスクを踏まえてK18以上の品位を選ぶのが一般的です。


