ジュエリー用語集
パヴェセッティング / pave setting
パヴェセッティングとは、小さなダイヤモンドや宝石を隙間なく並べて留める石留め技法です。フランス語で「石畳」を意味する「pavé(パヴェ)」が語源で、石畳のように宝石が敷き詰められた見た目が特徴です。リング表面がきらきらと輝き、華やかな印象を与えます。
パヴェセッティングの構造
小さな爪(ビーズ)を地金に立て起こし、複数の石を同時に固定する方法が一般的です。石と石の間隔を最小限に抑えることで、地金がほとんど見えず、宝石だけが連なって輝く面を作り出します。
使用する石は0.01〜0.05ct程度の小粒のダイヤモンド(メレダイヤ)が中心です。石のサイズが均一であることが仕上がりの美しさに直結するため、高い技術が求められる石留め技法のひとつです。
パヴェセッティングが使われるデザイン
婚約指輪では、中石(センターストーン)の脇石(サイドストーン)にパヴェセッティングを組み合わせるデザインが多く見られます。また、ハーフエタニティー・リングのように、リングの半周にわたってパヴェセッティングを施したデザインも人気があります。
他の石留めとの比較
| 石留め | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| パヴェセッティング | 小石を面状に敷き詰める。華やかな輝き | 脇石、エタニティリング |
| チャンネルセッティング | 溝(チャンネル)の中に石を並べる。すっきりとした印象 | エタニティリング |
| 爪留め | 金属の爪で石を固定。石が大きく見える | センターストーン |
| 覆輪留め | 金属の枠で石を囲む。安全性が高い | センターストーン |
パヴェセッティングのお手入れ
細かな爪が多いため、日常の使用で爪が曲がったり、石が緩んだりする場合があります。定期的な点検とクリーニングをおすすめします。超音波洗浄機は爪が緩んでいる場合に石が外れる恐れがあるため、使用前に専門店での確認が必要です。


