ジュエリー用語集
中央宝石研究所(CGL)/ Central Gem Laboratory
中央宝石研究所(CGL/Central Gem Laboratory)は、1970年に設立された日本の宝石鑑定機関です。ダイヤモンドの鑑定書、カラーストーンの鑑別書、真珠の鑑別書を発行しており、国内における発行枚数は日本最多とされています。
発行する証明書の種類
| 証明書の種類 | 対象 | 主な記載内容 |
|---|---|---|
| ダイヤモンド鑑定書 | ダイヤモンド | 4C・プロポーション・フルオレッセンスなど |
| カラーストーン鑑別書 | ルビー・サファイア・エメラルドなど | 石種・カラー・処理の有無など |
| 真珠鑑別書 | 真珠(アコヤ・淡水など) | 真珠の種類・サイズ・形状など |
GIA基準に準拠したグレーディング
CGLのダイヤモンドグレーディングは、GIA(米国宝石学会)が確立した4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)に準拠した基準で行われています。そのため、GIA鑑定書とCGL鑑定書の評価は同じスケールで比較・参照することができます。
ハート&キューピッド(H&C)の評価
CGLの鑑定書では、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドに対して「ハート&キューピッド(H&C)」の評価が含まれるレポートを発行しています。ハート&キューピッドとは、特殊な照明器具(スコープ)でダイヤモンドを観察したときに、上から見るとキューピッドの矢、下から見るとハート模様が整然と並んで見えるカットの状態を指します。
- 確認には専用の「H&Cスコープ」を使用する
- カットの対称性・精度が高いダイヤモンドに現れる
- CGLの鑑定書ではH&C評価の有無と写真が記載される
AGL(宝石鑑別団体協議会)への加盟
CGLはAGL(宝石鑑別団体協議会)の加盟機関です。AGLは日本の主要な宝石鑑別・鑑定機関が加盟する業界団体であり、鑑別・鑑定に関する基準の統一と信頼性の維持を目的として活動しています。
日本市場での位置づけ
日本国内でダイヤモンドを購入する際、CGL鑑定書付きの商品は広く流通しており、宝石店・ジュエリーブランドでも標準的に採用されています。発行枚数の多さから流通量が豊富で、消費者にとって最も身近な鑑定書のひとつです。GIA鑑定書との主な違いは発行国(国内/海外)と手数料・納期であり、品質基準の差はありません。


