ジュエリー用語集
マット仕上げ/matte finish
マット仕上げとは、金属の表面をつや消し状態に加工する仕上げ方法です。英語では「matte finish(マットフィニッシュ)」または「brushed finish(ブラッシュドフィニッシュ)」とも呼ばれます。光の乱反射を利用してギラつきを抑えた、落ち着いた表情が特徴です。
マット仕上げの種類
一口に「マット仕上げ」といっても、加工方法によって表面の質感はさまざまです。
サンドブラスト仕上げ
細かい砂粒や金属粒子を高圧で吹き付けて表面を均一に荒らす方法です。全体的にざらつきのある均一なマット感が生まれます。「ブラスト仕上げ」とも呼ばれます。
ヘアライン仕上げ
一定方向に細かい線状の傷(ヘアライン)を付ける加工です。繊維の流れのような規則的な模様が生まれ、上品でモダンな印象になります。
梨地仕上げ(なしじ仕上げ)
梨の表皮のような細かい凹凸を表面に施す伝統的な仕上げです。均一なざらつきがあり、和の美意識を感じさせる落ち着いた質感が特徴です。
マリッジリングでの人気
マリッジリング(結婚指輪)において、マット仕上げは根強い人気を持ちます。日常的に着け続ける指輪として、つや消しの落ち着いた表情は飽きにくく、スーツからカジュアルな服装まで幅広いスタイルに合わせやすいためです。
また、鏡面仕上げに比べて細かな傷が目立ちにくい点も、日常使いの指輪として選ばれる理由のひとつです。
鏡面仕上げとのコンビ仕上げ
マット仕上げと鏡面仕上げを一本の指輪の中に組み合わせる「コンビ仕上げ」も人気です。たとえばリングの外側をマット、内側を鏡面にする組み合わせや、中央のラインを鏡面にしてサイドをマットにするデザインなど、光の当たり方によってコントラストが生まれ、個性的な表情を出せます。
経年変化について
マット仕上げは日常的な使用により、着用や摩擦でツヤが出てくることがあります。これはマット加工による細かい凹凸が徐々になめらかになるためです。変化を楽しむ方もいれば、元のマット感を保ちたい方はジュエリーショップで再加工を依頼することで元の状態に戻すことができます。
素材との相性
プラチナのマット仕上げは白みがかった柔らかな光沢が特徴で、シックな雰囲気になります。K18ではピンクゴールドのマット仕上げが特に人気で、温かみのある色とつや消し感が相まって、やわらかく上品な印象を与えます。


