ジュエリー用語集
カラット(重さ)/carat
カラット(carat、記号:ct)とは、ダイヤモンドをはじめとする宝石の重さを表す単位です。1カラットは0.2グラム(200ミリグラム)に相当します。4Cの一つとして、ダイヤモンドの大きさの目安として最もよく知られる指標です。
カラットの歴史と語源
カラットという単位の語源は、地中海沿岸に自生するイナゴマメ(carob)の種子に由来します。イナゴマメの種子は1粒あたりの重さがほぼ均一で(約0.2グラム)、古代から宝石の重さを量る分銅として使われてきました。
国際的に統一されたのは1907年のことで、第4回国際度量衡総会でメトリックカラット(1ct=0.2g)が採択されました。それ以前は産地や国によって基準が異なっていました。
重さと見た目の大きさの関係
カラット重量はあくまでも「重さ」の単位であり、「見た目の大きさ」とは厳密には異なります。同じカラット重量でも、ダイヤモンドのカット(プロポーション)によってテーブル面(上から見たときの直径)が変わるためです。
一般的な目安として、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドでは以下のような直径になります。
| カラット重量 | 直径の目安 |
|---|---|
| 0.20ct | 約3.8mm |
| 0.30ct | 約4.3mm |
| 0.50ct | 約5.2mm |
| 0.75ct | 約5.9mm |
| 1.00ct | 約6.5mm |
| 1.50ct | 約7.4mm |
| 2.00ct | 約8.2mm |
ただし、これはあくまでも標準的なプロポーションの場合の目安です。パビリオンが深いカットでは同じカラット重量でも直径が小さくなり、逆に浅いカットでは直径が大きく見える場合があります。
カラット重量と価格の関係
ダイヤモンドの価格はカラット重量に比例するわけではなく、重量が増えるにつれて単価(1カラットあたりの価格)も上昇します。これは大きなダイヤモンド原石が小さなものより希少であるためです。特に0.50ct・1.00ct・2.00ctなどのキリの良い重量を境に単価が大きく変わることが多く、0.99ctと1.00ctではカラット重量はわずかな差でも価格差が生じることがあります。
「カラット(carat)」と「カラット(karat)」の違い
混同しやすい表記として、金の純度を表す「カラット(karat、記号:K)」があります。
- carat(ct):宝石の重さの単位。1ct=0.2g。
- karat(K):金の純度を表す単位。K18は金の含有率が75%。
英語では綴りが異なりますが、日本語では両方とも「カラット」と表記されるため注意が必要です。宝石店やジュエリーの文脈では前後の文脈から判断できますが、鑑定書などを確認する際は混同しないよう注意しましょう。


